概要
送光光源に出力波⾧532nmと1064nm のパルスYAG レーザーを使用し、受光時に532nm 受光信号偏光成分を送光レーザー光偏波面に対して垂直、水平成分に分離して検出できます。オプションで1064nmAPD検出部を追加できます。
検出信号は信号処理装置により距離分解能2.4m、最大10000 セグメントまでの収録を時間分解能1秒で可能です。野外観測時の運搬を容易にするため、本体部(送光部と受光部)と架台(掃引部)の分離ができます。
製品の特徴
・大気中の雲やエアロゾルの高度ごとの後方散乱(粒径・個数密度)の測定が行えます。
・水平・垂直偏光が取得可能ですので、粒子の形状(球形・非球形)の測定が行えます。
・距離分解能が2.4mなので、雲の高分解能観測が行えます。
・大気の後方散乱も受光できるので、ライダーの校正が行えます。
・鉛直方向の掃引架台を備えているので、雲の後方散乱の角度依存の観測を行えます。
CL-1 性能
送光部 |
送光波 |
532, 1064 nm |
送光出力強度 |
20 mJ/pulse |
|
送光ビーム拡がり |
1 mrad |
|
送光発振繰り返し |
20Hz |
|
受光部 |
受光望遠鏡 |
直径 200 mm 以上 焦点距離 2000 mm 以上 |
受光望遠鏡視野 |
2 mrad |
|
受光分離方法 |
偏光プリズム |
|
受光素子 |
532 nm 光電子増倍管 |
オプションで1064nm APD
信号処理部* |
距離分解能 |
2.4 m (62.5 MHz) |
収録能力 |
10000 セグメント |
|
時間分解能 |
1 秒 |
|
掃引部 |
掃引装置 |
一軸電気モーター |
掃引角度 |
鉛直±40 度 |
|
掃引精度 |
±0.5 度 |
|
掃引速度 |
最大4 度/秒 |
|
使用電力 |
単相100V 500W |
|
|
寸法 |
1200(W)×800(D)×1600(H) mm |
重量 |
機構部 約200kg |
*送受光部と掃引架台部は運搬時分離可能。
製品を正しく安全にお使いいただくため、ご使用の前に必ず「取扱説明書」をお読みください。
l 仕様・外観は予告なく変更する場合があります。あらかじめご了承ください。
l 掲載の製品は、受注生産品もあります。納入については別途ご相談ください。
l 掲載の製品は標準仕様品です。お客様の仕様に合わせてカスタマイズもいたします。詳しくはお問い合わせください。
l 掲載の製品には外国為替及び外国貿易法の規定による戦略物資(または役務) に該当する製品もございますので、輸出する場合には同法に基づき日本国
政府の輸出許可が必要な場合があります。
l 掲載の製品を使用することにより、発生した金銭上の損害および逸失利益について、第三者からのいかなる請求についても、当社はその責任を負いかねます
のであらかじめご了承ください。
l 印刷のため、掲載の製品写真の色は実際と多少異なる場合があります。
このカタログは2020年8月現在の仕様を元に作成されています。